adFactory Reporter

adFactory Reporter は、点検票・検査成績書・チェックシートといった紙の帳票をタブレット入力に置き換える電子帳票システムです。作業者は画面に表示された項目を入力するだけで、結果はそのままサーバーに記録されます。印刷・配布・回収・保管といった紙の管理作業がなくなり、測定器とつなげば値の転記そのものが不要になります。

出力する検査成績書は、今お使いの Excel 様式のままです。現場の入力方法だけを変え、社内や客先に提出する帳票の見た目は変えずに運用できます。

電子化の対象になる帳票

  • 設備点検票・始業点検票・日常点検票
  • 使用前点検票
  • 検査成績書・検査チェックシート
  • 不具合報告書
  • 測定器の持ち出し・貸し出し管理台帳

いずれも「作業者が現場で記入し、あとで回収・保管・検索する」性質の帳票です。タブレット1台で、複数の種類の点検・検査を扱えます。

導入前

帳票印刷と配布

点検・製品検査を行う前の事前準備として

  • 必要な数量の帳票を印刷
  • 印刷した帳票を配布
印刷した点検票・検査票を管理者が作業者へ配布する流れ

帳票による点検 / 検査作業

点検・製品検査を行う際に

  • 作業手順書を見ながら、帳票に記入
  • 測定器の結果の帳票への転記ミスが発生
  • 準備したカメラで撮影
  • 帳票自体の汚損 / 紛失が発生
設備点検・使用前点検・製品検査の3つの場面で、作業手順書と紙の点検票を見ながら測定し、カメラで撮影する様子

帳票回収と後処理

点検・製品検査のあとの後処理として

  • 記入された帳票の回収
  • 帳票の電子化作業(電子ファイル化、データ入力)
  • 帳票の保管作業、保管場所の確保
記入済みの帳票を回収し、電子化してから書庫に保管するまでの流れ

帳票の探索

トラブルが発生した場合に

  • 保管した帳票を探し出す手間
  • 長期間保管による紛失のリスク
書庫の棚のあいだを行き来して、該当する帳票を探し出す様子

導入後

帳票印刷と配布 が 不要

点検・製品検査を行う前の事前準備が不要

  • adFactory Reporter の端末へ自動配信
サーバーから作業者のタブレットへ点検・検査の内容を自動配信するイメージ

タブレットによる点検 / 検査作業

点検・製品検査を行う際に

  • 作業手順 / 動画を見ながら結果入力
  • 測定器との連携による自動結果取得
  • 入力 / 取得された結果の異常値チェックが可能
  • タブレットのカメラで撮影し記録可能
設備点検・使用前点検・製品検査の3つの場面で、タブレットと測定・検査機器をつないで作業する様子

帳票回収と後処理 が 不要

点検・製品検査のあとの後処理が不要

  • タブレットから入力された結果が直接保存

⇒ 帳票の回収、電子化作業、保管が不要

タブレットで入力した結果がサーバーへ自動保存されるイメージ

帳票の探索 が 不要

トラブルが発生した場合も

  • adFactory Reporter にて、データ検索が可能

⇒ 保管した帳票の探索が不要

パソコンから過去の点検・検査記録をデータ検索するイメージ

adFactory Reporter の5つのポイント

ポイント内容
紙の作業と管理が不要印刷・配布・回収・保管がなくなる
1台で複数の帳票タブレット1台で、さまざまな点検・検査を実施できる
汚損・紛失のリスクなし記録はその場でサーバーに保存される
測定器との接続測定値を自動で取得。読み取りと転記そのものがなくなる
入力データの自動チェック上限・下限による判定、自動計算、入力漏れの検出

QRコードで対象を呼び出す

設備や製品に貼ったQRコードをタブレットのカメラで読み取ると、その対象の点検項目がすぐに表示されます。帳票を探す手間がなくなり、対象を取り違えることもありません。専用のスキャナは不要です。

写真に書き込んで記録できる

タブレットのカメラで撮影した写真に、指で印や囲みを描き込んでから記録できます。不具合の箇所を言葉で説明しづらい場面でも、見たままを残せます。

測定値の自動判定と自動計算

測定項目には上限値と下限値を設定でき、取得した値が範囲内かを自動で判定します。複数の測定値から計算した結果を求め、その結果に対して合否を自動判定することもできます。

出力する帳票は、今お使いの様式のまま

お使いの検査成績書や点検票を Excel でテンプレートとして登録し、記入欄にあたる位置へ「タグ」を書いておく方式です。作業が完了すると、タグの位置に実績値と判定結果が流し込まれ、記入済みの帳票が Excel ファイルとして出力されます。PDF ファイルでの出力にも対応しています。

  • 罫線・ロゴ・押印欄など、Excel で表現できる体裁はそのまま残せます
  • タグ名には日本語も使えます
  • チェック項目は 1/0 で出力されるため、Excel の数式で「OK/NG」など任意の表記に変換できます

社内の様式を変えずに済むこと、客先へ提出する帳票の見た目が変わらないことは、導入時の社内調整をそのまま減らします。

導入事例

業種対象工程導入後
工作機械の改造・修理設備の使用前点検点検票 60種・年720枚をペーパーレス化。設備のQRコードを読み取るだけで点検内容が表示される。印刷・回収・ファイリング・保管の管理作業を月60分削減
精密機械製造納品部材の測定・補正測定値記録表をペーパーレス化。デジタルゲージの値を自動で取得してプロットするため、読み取りミス・記入ミス・プロットミスがなくなり、測定作業時間も短縮
車載部品製造製品検査・測定(検査項目 200か所)測定機器と接続して検査成績書への転記を廃止。作業中に過去の測定結果を確認して加工精度の傾向を分析できるようになり、仕掛状況も部署内で共有
輸送用機械器具製造測定器の持ち出し管理持ち出し管理台帳をペーパーレス化。QRコードの読み取りで測定器を呼び出し、持ち出しと返却を記録。使用状況をモニターで一目で確認できる

公開している導入事例もあわせてご覧ください。導入事例の一覧検査帳票の電子化

事例紹介

株式会社 アドテック富士

検査機器 使用前点検作業

adFactory との違い

adFactory Reporter は、設備の使用前点検や日常点検のように、オーダーに紐づかず繰り返し行う点検・検査に向いた製品です。オーダー単位の製品検査にもお使いいただけますが、作業指示や作業時間の管理は行わないため、簡易的な運用になります。オーダーに紐づけて指示を出し、進捗や工数まで管理される場合は adFactory をおすすめします。

adFactory Reporter で作成した検査項目は、adFactory でもそのままお使いいただけます。まず Reporter で始めて、あとから adFactory へ移行することもできます。ただし移行には設定と運用の切り替えが伴いますので、オーダーに紐づけた管理をご検討中であれば、はじめから adFactory をご検討いただくほうがスムーズです

adFactory は、オーダーや発注を「カンバン(製造指示)」として登録し、作業者へ指示を出します。指示に対して実施したかどうかが記録として残るため、実施漏れを把握できますadFactory Reporter の帳票はオーダーと紐づかず、いつでも入力できる状態でタブレットに表示されます。作業者が自分で選んで記録していく形のため、入力を忘れた場合はその記録が残りません

adFactoryadFactory Reporter
点検・検査の帳票の電子化
作業指示(カンバン)の発行
作業時間・進捗・工数の管理

adFactory Lite を含めた3製品の詳しい比較は、料金プラン・製品の選び方をご覧ください。

ご検討時にご確認ください

  • 帳票はオーダーや発注と紐づかず、タブレット上に常に表示されます。作業者が自分で選んで入力する形のため、入力を忘れた場合はその記録が残りません。指示に対して実施したかどうかまで管理したい場合は、カンバン(製造指示)のしくみを持つ adFactory をご検討ください
  • 着手は記録せず、中断時と完了時のみ記録します。作業時間を算出しないため、進捗モニター・作業工数の集計・作業分析はご利用いただけません。これらをご希望の場合は adFactory または adFactory Lite となります
  • 入力画面は、紙の帳票をそのまま再現する方式ではありません。1ページに図や写真を1枚表示し、その下にチェック項目を並べる構成です。1項目ずつ確認させることで作業飛ばしを防ぐ狙いがあります
  • 現在の帳票をもとにしたデータ化作業は弊社が実施します。導入後の項目の追加・変更は、お客様側で行っていただけます
  • 測定器との接続は、お使いの機種・規格に応じた個別のご対応となります。ご検討中の機器をお知らせください
  • インターネットへの接続は必要ありません。作業者端末を別に設置する構成では、社内 LAN/Wi-Fi が必要です
  • 作業者端末は、Windows 11・Android・iPad に対応しています。画面は10インチ以上が必要です

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